今回見学したのは、今回のお客様は精神的に不安を抱えている方で、
気分転換も兼ねて運動に来られています。
毎回、食事もトレーナーが見ているため
そのノートの確認から
「new note ですね！」と明るく始まりました。
「フライドポテト、その他...ちょいちょいやってますね」
とからだに良くないものを見つけると
ツッコまれていました。
「ヤクルト流行ってるんですか？飲むなら朝がいいですよ。」
と一通り確認した後、
今回はいつもより期間があいていたため
「書いているだけ十分です。」と記録が習慣づいていることを褒めていました。
「体の調子は？」と本題に入りました。
お客様は「普通」と一言。
トレーナーは後ろから状態を見ると「曲がってますね。」と言い、
お客様に万歳してもらうと
もう一度「曲がってますね。」と言いました。
ただ、前回とは体の曲がり方が違うようでした。
トレーナーがお客様に
「前回、派遣の方が右にいるって言ってましたよね？」「うん」
と確認すると、「右じゃないんだよな...」と呟きました。
すると、お客様に体ごと右向きに座るように言い
上半身を正面に向けてもらうとしっくりしたらしく
「これですね」と言いました。
お客様はあまり分かっていないようだったので
今度は体ごと左向きに座ってもらい、
上半身を正面に向けてもらうと
この姿勢が取りづらいようでした。
今回は前回の言われたことを気を付けて
派遣の方の方に体ごと向けたが
その状態で正面のパソコンで仕事をしたようでした。
お客様なりに気を付けた結果
体が左にねじれており、腕が上がらなくなっていました。
体がねじれて、股関節に負担がかかっていることから
「ベッドに行きましょう」と言って
股関節まわりのストレッチから行いました。
ストレッチ中はお客様が「痛い...」と呟きながら
も頑張って耐えていました。
お客様の出身の宮城県の話をしながら
移動して、座位や立位での腰が抜けていることから
それを調整するために斜面での開脚、前屈を行いました。
次に、座っている時に縮みやすい胸を
ストレッチポールでしっかり伸ばしました。
一度、気を付けの姿勢をしてもらい
状態を確認すると、トレーナーは
「今日は脚からです。」と言いました。
お客様は苦手なのか「脚...」と呟きながら準備をしました。
股関節を真っすぐ動かすための脚のトレーニングをしていると
かなりキツかったらしく「うわー、間あいてるから辛い」と言っていました。
１セット目は通常、２回目はストレッチポールを持って
行い、トレーナーに言われながら頑張って大きく動かしていました。
トレーニング間にはTV番組の話を楽しそうにしていました。
次に体がねじれていたことで負担のかかる背骨を
調整するためのトレーニングを行いました。
最初は右の動きが悪かったのですが、だんだん揃ってきて
終わるころにはかなり左右のバランスが取れていました。
この時には、「仙台、牛タンよく食べるらしいですけど仙台産じゃないんですよね？」
「オーストラリア産です。」と笑いが混ざりつつ
仙台の美味しいものについて語っていました。
そのあと、悩んでることも話していて、
お客様とトレーナーの信頼関係を感じました。
最後に加圧トレーニングを腕と脚と行いました。
行っている時は息が上がるくらいキツイけど
いつも行うと１週間、調子よく過ごせるらしく最後まで頑張っていました。
精神的な不安があるという事はホルモンバランスも乱れている
事が考えられるという理由で加圧トレーニングを行っているそうです。
今回、全体的に楽しくワイワイ運動を行っている印象でした。
体自体も良くなっていましたが、それ以上に
気持ちの面で始まった時より最後になるにつれて
元気になっているように感じました。
今回はお客様の話しやすい雰囲気づくりや
お客様が楽しく運動できるような気づかいの積み重ね
がお客様が安心して、楽しめる場所を作っているんだと
感じる見学でした。
