見学させて頂いたお客様は右膝のお皿を損傷しており手術をしたことがある方ですが、
お客様の自覚は来店当初、左膝の痛みでご来店されました。
今回のカウンセリング時に
「今は左膝の痛みは無くなり、右膝の違和感が日常、常にあった。」
とおっしゃっていました。
それに対してトレーナーは「動いた時ではなく？」と聞き返し、
筋肉や関節の炎症ではなく手術の後遺症だろうと考えました。
さらに両足を見た時に右足の方が太く、膝に水が溜まってると
判断し、血流を良くして水を流すために脚の加圧トレーニングをしていました。
そのあと、ベッドに移動し筋肉の状態確認を確認すると
脚の張り感に左右差はあるが張り感自体はそこまで強くありませんでした。
そのため、脚のストレッチを行った後、
ストレッチポールで胸のストレッチも行っていました。
カウンセリング時に、同時に立位で体の状態を確認しており、
来店当初と比較し、Ｘ脚とＸ脚からなる猫背も良くなっていました。
トレーニングの際にトレーナーが「猫背で膝痛くなりますから」と言っており、
左膝の痛みがなくなったことと体の状態との考えが繋がりました。
その後、上半身のエクササイズを３つ行ったのですが、
肩甲骨や背骨を動かすために、エクササイズ中は「もっと大きく動かして」
と頻繁にトレーナーが言っており、
それに応えるように頑張って大きく動かしていました。
このお客様は普段からストレッチポールに乗ったり、歩き方を気を付けていたり
してくれる方なので変化が大きく「背中しっかり動いてますね」と褒められてました。
この時点でトレーナーが「膝の違和感どうですか？」と聞くと、
お客様は「違和感少し減った」と少し驚いていました。
トレーニングの合間には、「今日暑いね」とお客様が言ったので
トレーナーも「今日暑すぎますね」と言いながら扇風機の風邪を強にすると、
扇風機の話で盛り上がってる場面もあって、他愛もない話をして、
落ち着いた中にも安心感のある楽しそうな雰囲気でした。
最後に片脚のトレーニングも行っていました。
「左脚はだいぶ安定しましたね」と褒められていたのですが、
右脚を始めた瞬間ふらついて「こっちはまだ苦手ですね。少しづつ頑張りましょう。」
と言われ、休憩を取りつつ頑張ってました。
トレーニングが終わった時にはだいぶ違和感が軽減されており、
「次来るときに、違和感がいつ戻ったのか教えてください。次はそれを聞いて調整します。」
とトレーナーが言っており、トレーニング中もそうですが
それ以外でもお客様とトレーナーが一緒に改善に向かって、
頑張ってるとはこういうことだと改めて実感しました。
今回の見学ではなぜこのお客様にエクササイズを行ったのかを考える事がメインの研修でした。
ただその一つを考えるのに、色んな視点から５０分を見る必要があり
大変でしたが、学ぶことも多い研修でした。
