こちらのお客様は首・腰・膝に痛みがあり改善のためにご来店されています。
トレーナーが体の状態を確認したところ
立位では太もも(外側)の張りが以前よりマシになっていました。
通常は歩行の際に足の付け根の筋肉を使うのですが
お客様はX脚なので代わりに太腿の外側を使うため
本来の動きとは違う動作をすることで筋肉が張ってしまいます。
外側を踏む意識を持つことができ、膝が内に入ることがなかったため太腿(外側)の張りがマシだったのではないかとトレーナーは判断しました。
次に背骨、足踏み確認したところ状態は悪くありませんでしたが
バンザイの際、腕の上げ方を見て肩甲骨の動きが良くありませんでした。
まずは身体を整えるために下半身のストレッチを選択しました。
重要な筋肉である足の付け根の筋肉などのストレッチを中心に行っていきました。
お客様はX脚で膝が内側に入っているので
お尻の筋肉が伸びた状態で固まっているためストレッチをかけた時に
お客様が痛がっておられ硬直しているのが分かりました。
お客様からトレーナーに
「腰が痛くなかったのですが、首の痛みはありました」
と言われました。
トレーナーは
「腰の痛みがマシになった分、首の痛みが出てきたためです。」
と伝えしました。
人は基本的に痛みが一か所しか出ないため
どこかが改善されると元から負担がかかっていた部分の
痛みが出てくるためそのようにご説明しました。
次にお客様は首が前に出ているので背骨を本来のS字に近づけるために
バンザイエクササイズとバックプルを行いました。
バンザイエクササイズでは最初は肩甲骨の動きが悪かったですが、
セット数を重ねていくことで徐々に背骨の柔軟性や肩甲骨の動きが向上してきました。
バックプルでは胸を張ってハンドルを上から引いていくのですが
最初は胸の張りが甘かったのですが徐々に胸を張れてきて
最終的には拳一つ分下に引くことができていました。
次にバンザイの時に肩甲骨の動きが悪かったため
本来の位置に戻すためにディップスを行いました。
以前に比べて、動きがスムーズになっているように見えました。
途中で手の痛みがありましたが手袋をつけたことにより
大きく動かすことができていました。
次にお客様は現在リウマチになりかけの状態です。
血巡りを良くして改善するために加圧トレーニングを行いました。
進めていくと血が徐々にたまってくるのが分かりました。
通常だと肌が赤い色になってくるのですが
お客様はまだらに紫色が肌に現れ
それをトレーナーがみて血の巡りが悪いと判断しました。
ですが以前よりも少しずつ色合いがマシになってきており
状態が向上しているのが分かりました。
トレーニング中や後に腰痛が出ることはありませんでした。
また、かかとの外側を踏めているため体の状態が徐々に良くなってきていました。
質問
筋肉が伸びた状態で固まっているのに
ストレッチで改善する理由
伸びて固まって動かない状態を改善するためにさらに伸張をさせることで
硬直が改善され本来のフラットの状態に戻るため
ストレッチを選択したのではないかと思いました。
また、ストレッチではトレーニングよりも筋繊維に沿って
伸張をかけることができるのでより柔軟性が出しやすいため選択したのではないかと思いました。
休みの一枚