見学させて頂いたお客様について書かせて頂きます。
お客様は運動不足解消と合気道の動きを良くしたいという目的でご来店されているそうです。
2つの目的は違うように見えて一つのことで改善できるそうです。
それは姿勢改善です。
姿勢が良くなることで身体は動かしやすくなります。
また、肩こり、疲労の解消にもつながり姿勢を改善すれば多くのメリットがあります。
初めにお客様に直立、ひざ、前屈、足踏み、バンザイをしてもらいトレーナーが確認します。
直立の状態では姿勢や背骨を確認し、
膝の確認は炎症により膝に水が溜まっている状態を確認、
前屈では身体を曲げる際に骨盤が前傾しているか、
足踏みでは足を上げる際に骨盤の中の筋肉(腸腰筋)の収縮によって足が上がっているか確認しているそうです。
確認を毎回行い、その日の身体に合わせたトレーニング・ストレッチを考案していきます。
お客様は腰の反りが強く、腰が抜けている状態(くるぶしより足の付け根が前に出ている状態)だと
身体のバランスを腰をそらして、首が前に出して取ろうとします。
この状態を改善するためにトレーニング・ストレッチを行っていました。
肩が前に出ている原因となっている身体前面の筋肉(腹直筋、大胸筋、三角筋前部)ストレッチを行いました。
ストレッチポールを使って身体の前面の筋肉や背中の筋肉をストレッチを行っていました。
トレーナーはストレッチでお客様の身体のつまりや筋肉の固まりを判断していきます。
肩の中のトレーニング、胸のトレーニング、上から重りを引いてくる背中のトレーニング(バックプル)、バーを持って手を上げてくる万歳を行いました。
どれも肩甲骨の動きを大切にしたトレーニングで、
肩甲骨を下に下げることが大切です。
肩甲骨が下に下がることで背骨(胸椎)が前に押し出されて胸が張れて良い姿勢になります。
肩の中のトレーニングではトレーナーが補助をして肩関節の外旋、屈曲をさせることで、
このトレーニング後にお客様が腕を上げるのが軽いとおっしゃっていました。
胸のトレーニングでは二本のバーに手をついて上がり下がりするトレーニングです。
トレーナーがお客様に「このトレーニングでは正しい脇を閉める動作を認識することが出来るので
合気道でも体がブレにくくなります。」と説明しました。
その後に実際に脇が開いた状態と閉めた状態で押された状態をお客様に体験して頂きました。
脇が開いた状態で押された場合は身体が押された方向に身体が流れてしまいましたが
脇が閉まっている状態では身体が流れることなくその場にとどまっていました。
お客様もその違いにとても驚かれていました。
背中のトレーニング(バックプル)
上から重りをひく際に、トレーナーが背骨(胸椎)を固定することで胸がしっかり張りきった状態で肩甲骨を動かすことで肩甲骨を良く動かすことが出来ていました。
バンザイ
腕を上げる際に背骨(胸椎)を前に押すことで肩甲骨が下がり、背骨が前に押し出されて胸を張りきることができていました。
胸が張れていたのでトレーニング前よりも良い姿勢に近づいていました。
お客様はトレーニング後、肩が前に出て背中が丸まっていた姿勢が改善され
正しい位置(耳の穴、肩の出っ張り、足の付け根、膝の外、くるぶしが一直線になっている)に戻っていました。
姿勢改善により良い姿勢を作ることで肩こりや疲労の軽減にもつながります。
脇を閉めることで肋骨についている筋肉(前鋸筋)に力が入りバランスの良い身体を作ることが出来ます。
姿勢改善を改善することで多くのメリットがあります。
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